宇宙事業専門家は環球時報に対して、中国の打ち上げ回数は今年、初めて20回を突破すると述べた。これは現在、米ロのような宇宙強国にしか成し遂げられないことだ。酒泉衛星発射センターは1958年に建設された、中国唯一の有人宇宙船発射場だ。建設されてから神舟宇宙船を10隻、衛星を104基、それからドッキング目標機と宇宙実験室を打ち上げている。これらの打ち上げの成果は60年内に得られたものであり、かつ中国の今年1年の打ち上げ回数はその5分の1弱を占める。
さらに今年の打ち上げには、新型ロケット「長征7号」の1回目の打ち上げ、世界初の量子科学衛星の打ち上げ、間もなく打ち上げられる大型ロケット「長征5号」などの重要プロジェクトが含まれる。しかし中国の打ち上げが密集期に入ったのは、安定的な前進後の客観的な成果によるものであり、競争のため急いでいるわけではない。中国の宇宙事業、特に有人宇宙事業は、着実に一歩ずつ前進している。
ロシア・スプートニクは「中国の打ち上げの信頼性は近年、ロシアと米国を上回っている。中国は自国の計画に成功しており、全体的に当初設定された日程表に従っている。しかも過去に例のない偶発的事件は生じていない」と報じた
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月18日