アジア機関投資家連盟は先ごろ上海市で初の合同会議を開いた。これは中国民生投資集団(中民投)が発起設立した非営利組織で、アジアのソブリン・ウエルス・ファンド、銀行、長期ファンド、プライベート・エクイティ・ファンドなどを集めて地域的特色を持つグローバル機関投資家プラットフォームを構築した。
アブダビ証券、中国-ASEAN投資協力ファンド、UBS、シティグループ、モルガン・スタンレーなどの大手機関投資家が連盟の創設メンバーとなっている。
「この連盟は大手機関投資家に情報交換とプロジェクト提携のプラットフォームを提供し、機関投資家は市場、商品、法律・法規などに関する知識を深めることができる。我々は、様々な機関投資家が定期的に交流し、市場に対する知識と判断を高めると同時に、監督者や産業協会とのコミュニケーションを強化することを望んでいる。このプラットフォームを通じて投資銀行、引受、プライベートバンキング、投融資などの業務で多方向、多次元の提携が可能となり、商品にとどまらず、プロジェクトや資金面でも有用となるだろう」。中民投のシニア・ディレクター・アシスタントを務める蔡志堅氏はこのように説明した。