中国家電業界の情勢が全体的に楽観できないなか、洗濯機市場も販売台数と販売額がともに下がる苦境に陥っている。先月末に開かれた2016年洗濯(乾燥)機業界ハイレベルフォーラムで中国国家情報センターが発表したデータによると、国内の1-7月洗濯機販売台数は重点都市が1325万台、農村・五級市場販売台数は550万台で、合計1875万台に上った。前年同期に比べ販売台数は6.1%減、販売額は6.91%減となった。直近2年にわたり白物家電市場のうち「唯一際立っていた」洗濯機業界も追い風がやんで調整期に入った。
中国国家情報センターの調査データによると、今年1-7月の全自動ドラム式洗濯機販売台数が全体に占める割合は44.5%に5.7ポイント上昇した。容量別では、7kg以上の売れ行きが良く、7-9kgタイプの販売台数が全体に占める割合は20.65ポイント上がり、販売額は17.73ポイント上昇。9kg以上となる製品の販売も上向いている。調査会社の中怡康によると、1-8月の洗濯乾燥一体型ドラム式洗濯機の割合は12.2%に達し、通年ではドラム式乾燥機の販売額は57.8%増加する見込みだ。