中国、今夏の電力使用量が高い伸び 工業生産に安定化の兆し

中国、今夏の電力使用量が高い伸び 工業生産に安定化の兆し。

タグ: 中国電力使用量

発信時間: 2016-10-18 11:37:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国国家能源局のまとめによると、2016年9月の全国電力使用量は4965億kwhだった。前年同月比での伸び率は6.9%と、7.1ポイントの大幅拡大。7月8月と比べればやや落ち着いたものの、引き続き高い伸びが続いた。専門家は、電力使用量は7月から大きく伸び始め、8月は30カ月ぶりの高水準を記録したと指摘。天候や、比較対象となる前年同期の数値が低いことも一因と考えられるが、工業が安定的に推移していることが主因だと分析する。

電力使用量の内訳を見ると、第3次産業用と生活用の全国使用量への寄与率が引き続き第2次産業を上回った。1-9月は、第3次産業用と生活用の電力使用量の合計が全国使用量に与える影響度は66.7%と、第2次産業用の31.3%を大きく上回った。第3次産業用のうち、情報通信、コンピューター、ソフトウエア関連は前年同期比で15.3%増加。商業、ホテル、飲食関連は10%増加。金融、不動産、ビジネス・住民サービス関連は12.7%増加した。

中国では工業のエネルギー消費が産業全体の約70%を占める。うち、鉄鋼、セメント、石油化学などの重工業の消費量が、工業全体の約半分を占め、電力使用量の変動はこれらの産業の生産状況と密接な関係を持つ。このため、電力使用量の増加は工業生産が活発になったことを示すと言える。

1   2    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。