第2次産業、特に重工業の電力使用量の急増は、ここ数カ月で最も大きな注目ポイントだ。重工業の電力使用量はこれまで、低水準で推移してきた。2015年初めからは、マイナス成長に転じることもあり、今年3月にやっとプラスに戻った。今年7月には前年比6.8%の大幅増、続く8月には4.7%の増加となった。7月をやや下回ったものの、比較対象となる前年8月の伸びが0.3%にとどまったのと比べると、今年8月は目覚ましい伸びだと言える。前年の数値が低かったことを除いても、7月、8月の重工業の生産は明らかに活発になっていると見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月18日