インディアン・エクスプレスによると、見本市に出席したインド通信情報技術省の高官は同日、インド政府はインドに工場を構える中国企業を全力で支援するとの方針を示しつつも、一定の期間を設けて、「インドを単なる市場とみなすだけの企業」か「インドをパートナとする企業」かによって待遇を変えることを明らかにした。
インド携帯電話協会(ICA)のパンカジ・モヒンドルー会長は、「インドは今や携帯電話と部品を製造する世界の工場となっている」とした上で、インドの目標は2019年までに携帯電話を5億台生産するとともに、部品の製造拠点とすることだと述べた。
同紙によると、今見本市は携帯電話分野ではインド初であり、アジア最大の見本市でもあるという。先進国と中国でスマートフォンの販売が減少するなか、インドは世界のスマホメーカーと通信機器メーカーにとって「次なる成長市場」と目されており、各メーカーとも販売店やオンラインを通じてインド市場でのシェア拡大に注力している。