その理由について、金融情報サービスの金聯儲(北京)信息服務の関係者は、◇株式市場が楽観視できない状況にあり、金融商品の収益率も下がり続けているため、◇当局が取り締まりに乗り出してから半年が過ぎ、業者が乱立する状態にあったネット金融業界も徐々に健全化に向かい、良好な市場環境が形成されつつあり、投資家の利益が守られることが裏付けられたため――と述べた。
資産管理サービス「理財範」の申磊CEOは「当局の監視がある程度厳しくなるのは、ネット金融業者の合法的な立場が認められたことの表れでもある」とした上で、業界の持続的な成長が後押しされれば、投資家の期待も高まり、ネットローンの取引高は伸び続けるだろうとの見方を示した。
ネット金融サービス「凡普金科」の共同創業者でネット金融プラットフォーム「愛銭進」のCEOを務める楊帆氏は、取引高が伸びる理由について、「短期の貸付が多いためで、投資需要が伸び続けるなか、取引残高が急増している」と説明している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月2日