「一帯一路」空間情報回廊の構築、先端民間機の輸出拡大、通信、リモートセンシング、ナビゲーションなど技術的優位性の総合利用を加速する――。中国国家国防科技工業局副局長と国家宇宙局副局長を兼任する呉艶華氏は、第8回中国国際航空宇宙サミットフォーラムで、「中国は『一帯一路』がもたらすチャンスを足がかりに、中国の航空宇宙産業の世界進出と開発共有を推進する」と述べた。
中国は、ヘリコプター、地域航空、ゼネラル・アビエーション産業の推進をめぐり、アジア・アフリカ諸国と技術協力を推進するとともに、カスタマーサービス拠点などの設立を通じ、関連諸国の航空産業の発展を促進している。
中国とロシアの航空機業界は、ワイドボディ機、ヘビーリフトヘリコプターなどの製造で協力を進める予定で、設備製造分野での中露協力の大きな成果実現を目指す。
中国の宇宙産業は、「一帯一路」戦略に積極的に取り組み、「一帯一路空間情報回廊の構築と応用プロジェクト」、「北斗ナビゲーションシステム応用推進プロジェクト」の実施を急ぐ。「一帯一路」沿線国の空間情報の相互接続実現に注力し、関係国の人々がメリットを享受できるようにする。