米国が大統領選挙で混乱しているためか、同国のハロウィン前後の消費額は84億ドルに達し、過去最高を記録する見通しであることがわかった。
全米小売業協会の予想によると、今年は全米人口の69%を占める約1億7000万人がハロウィンを祝う。コスチューム、キャンディ、アクセサリー、パーティーグッズなどを含むハロウィン関連の消費額は1人あたり86ドルになる。
うち、服の消費額は31億ドルに達する。全米小売業協会は、米国の成人の約半数がハロウィンの仮装をすると予想。成人の17%はペットにも仮装させようと考えている。成人に最も人気のある仮装はスーパーヒーロー、ドラキュラ、シャーマン、海賊、政治家など。
また、最も人気のあるペットの仮装はカボチャ、続いてホットドッグ、蜂、ライオンなどである。
子どもたちの間では男女問わずにスーパーヒーローが人気である。
米国人のハロウィンを楽しむ気持ちの増減について、全米小売業協会アナリストのアリソン・ツェラー氏は、「SNS時代に、ハロウィンの仮装はきれいでも醜くても、SNSでシェアすることができる」と分析。
米国人はハロウィンの仮装に情熱を持っているが、「Trick or Treat(お菓子をくれないといたずらするぞ)」のイベントは昔と比べ物にならない。各家を回ってキャンディをもらう予定がある家庭は前年より増加したが、数年前には及ばない。
アリソン・ツェラー氏によると、コミュニティ活動に参加しようと考えている親は約29%で、この数字は過去2番目に低い。一部の親はキャンディの成分が体に良くないことを懸念し、子どもが知らない人からキャンディをもらうことも快く思っていない。そのため、親がより安全な形でイベントを楽しむこともごく自然なことである。
全米小売業協会の報告によると、米国人の約7割が今年キャンディを配る予定で、その消費額は25億ドルに達する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月1日