英紙「デイリーテレグラフ」ウェブサイトは11月2日、中国メディアの報道を引用しながら、中国のロケットメーカーである「中国長征ロケット有限公司」が先ごろ、2025年に大型宇宙船で地上120キロから140キロの宇宙軌道へ乗客を運ぶと発表したと報じた。
同社は小型の宇宙船も造る予定で、2020年に地上80キロの宇宙軌道へ乗客を運ぶ予定であることも明かした。
同社は10月31日、珠海国際航空ショーにおいて、中国のロケット旅行産業は3段階の計画があることを公表した。同社の韓慶平CEOによると、2020年までに同社は小型宇宙船で3~5名の乗客を地上60~80キロの宇宙軌道へ運ぶという。この10トン級の宇宙船に搭乗する乗客は、一時的な無重力状態を体験することができる。
2025年までに同社は100トン級の宇宙船を地上120~140キロの軌道に乗せ、10~20名の商業ロケット旅行を実現させる。
韓慶平CEOによると、中国長征ロケット有限公司は2030年から更に長距離かつ日常化された商業ロケット旅行を売り出すという。そのロケットは定員20名、最高高度は90キロとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月9日