中国外貨管理局が先月28日に発表したところによると、10月27日までで認可された適格海外機関投資家(QFII)の運用枠は累計で844.38億ドル、
人民元適格海外機関投資家(RQFII)の運用枠は5149.88億元に上った。前月比でそれぞれ27億ドル、36.5億元分の運用枠が新たに追加された。
中国証券登記結算有限公司(CSDC)の最新統計によると、9月のQFIIとRQFIIのA株口座の新規開設数はそれぞれ21件、34件と年内最多となった。
海外投資家が第4四半期の相場上昇に賭けた動きだと市場は分析している。上場企業の第3四半期(7-9月期)決算発表がピークを迎えるなか、QFIIの投資路線も徐々に明らかになってきた。
金融情報サービスの同花順がまとめた統計をもとに「証券日報」が報じたところによると、決算発表済みの上場企業のうち、QFIIが第3四半期時点で保有する銘柄数は計212銘柄、保有株数は累計で81.87億株、時価総額は計1257.23億元に上った(第3四半期末日の終値で計算)。