アジア太平洋経済協力(APEC)第24回非公式首脳会議が今月、ペルーの首都リマで開かれる。ロシア諸民族友好大学のチモフェーエフ副教授は先ごろ、『新華社』の記者による取材に対し、中国が一貫してAPECの発展を積極支援し、中国の支えでAPECが著しい成果を上げたとの見方を示した。
チモフェーエフ副教授は、中国が開いたAPEC非公式首脳会議がAPECの発展を大きく後押ししたと分析。また、中国の政府首脳と専門家が、地域的な経済・貿易問題の解決を図るAPECの機能を非常に重視しており、これまでにこのプラットフォームとややこしい政治問題を結びつけたことは無いと指摘している。
2014年のAPEC第26回大臣会合で「アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)実現に向けたAPECの貢献のための北京ロードマップ 」のコンセンサスがまとめられた。これについてチモフェーエフ副教授は、アジア太平洋自由貿易圏建設の歴史的な一歩を踏み出すこととなり、中国が打ち出した方案がAPECの将来的な発展計画の方向性を決めたとしている。