2012年にパリ協定の協議が始まって以降、中国は、協定の調印・発効に大きな役割を果たすべく常に積極的な姿勢で協議に参加・リードしてきた。協議の過程において、中国の代表は常に中央の計画に基づき交渉を行い、公平・実務の原則を堅持。対立が生じた場合は、あっせんや調整に努めてきた。中国は多国間協議の中で建設者の役割を発揮するとともに、アメリカと協力して国際的な模範やリーダーとなることに尽力。先のG20サミットでは、両国は共同で潘基文・国連事務総長に法律文書を提出し、パリ協定の発効を大いに推進させた。パリ協定の発効後、中国は国家の自主的貢献目標の公約を行ったが、これも人々の信頼感を大きく高めた。
中国は現在、地球温暖化を緩和させる行動に力を尽くしている。先進国では一般に1人当たりGDPが2万~2.5万ドルのとき環境破壊がピークになるが、中国は1.4万~1.5万ドルの間でピークになるとみられる。こうして中国が新たな発展ルートを切り開くこととは、人類の発展に対して重要な意義を持つ。
また、中国はさらに「南南協力」を通じて、発展経験をその他の発展途上国に伝えており、それによって数十億人が参加する近代化発展プロセスはよりグルーンで低炭素、持続可能となる。これは中国の発展プロセスが世界経済の発展と環境保護のために最も素晴らしい贈り物となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月10日