日本の財務省が9日発表した2016年度上期(4~9月)の国際収支統計速報によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を表す経常収支は10兆3554億円の黒字だった。前年同期に比べ20.5%増え、5期連続の黒字となった。
半期ベースで黒字額が10兆円を超えたのは、07年度下半期(11兆8560億円の黒字)以来、8年半ぶりだ。リーマン・ショックが起きた08年度上半期以降で最大の黒字額となった。原油安による輸入額の減少や、訪日外国人の増加などが黒字額を押し上げた。
9月の経常収支は1兆8210億円の黒字。前年同月比で25.4%増加し、4カ月連続の増加となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月11日