■輸出先別では、EU、日本などの伝統的市場向けの輸出がプラス成長。
1-10月の対EU、日本など伝統的市場向けの輸出は全体を上回る水準で、うち、EU向け輸出額は前年同期比1%増の1兆8200億元、日本向けは0.5%増の6949億元だった。一部の「一帯一路」関連国への輸出は急ピッチで増加しており、インド向けは7.2%増の3183億元、ロシア向けは12.4%増の1975億元だった。
■商品構成別では、大型プラントなど高付加価値製品の輸出がプラス成長を維持。
1-10月の大型プラント輸出は3%増加、自動車部品の輸出は2.8%増加した。
■新型貿易商業モデルについてみると、越境EC(クロスボーダー電子商取引)、市場調達貿易、貿易総合サービス企業が急成長を維持し、新たな成長ポイントとなりつつある。
■輸入の質と効率が一段と向上。
1-10月は原油、鉄鉱石、天然ガス、銅など10品目のコモディティの輸入量が増加したが、価格は下落。支払額は合計で約4232億元減少し、企業のコスト低減、収益増加にプラスとなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月11日