2016年11月16日から3日間にわたり第3回世界インターネット大会が中国の浙江省烏鎮で開かれる。今回注目を集めているのは、メインとサブのフォーラム、「インターネットの光」博覧会、世界先端イノベーション科学技術成果発表の3分野だ。
アナリストは、中国株式市場の創業板に代表される科学技術銘柄や、A株市場に影響力を持つ銘柄の相場が上放れし、第4四半期に投資スタイル転換がピークを迎えているとの見方を示した。今週開催の世界インターネット大会が大きなきっかけとなって科学技術セクターが再び注目され、なかでも大会と関連のある上場企業や高成長の創業板上場銘柄に投資チャンスが訪れると予想している。
市場ではこれまでも、イノベーション製品・技術の発表が最も注目されてきた。第2回世界インターネット大会では、中国国内や欧米、アジア太平洋地域、ラテンアメリカなどの国・地域から258社が1000件を超える新技術、新製品を展示。今回もシスコ、ノキア、LinkedIn、マイクロソフト、Facebook、アリババ、百度(バイドゥ)、新浪、捜狐、京東、浪潮集団などの責任者が来場することが確認されている。この大会についてアナリストは、世界トップレベルのインターネット企業へ議論と交流のプラットフォームを提供し、世界的なインターネットの発展を推し進めると同時に、市場でブームとなっている科学技術銘柄の投資家にヒントを与えることになると説明した。