地域別では、都市部、農村部ともに住民の信頼感が上昇し、農村部が都市部を上回った。2016年は都市部で「非常に楽観的」「比較的楽観的」と答えたのは68.5%、農村部では71.5%だった。2015年比では、都市部では3.4ポイント、農村部では4.7ポイント拡大した。都市部、農村部ともに悲観的な見方が占める比率は低下し、都市部は0.5ポイント、農村部は1.1ポイント低下した。
年齢別では、若年層と高齢者層で将来の生活に対する信頼感が高かった一方で、中間層が低いという特徴が見られた。18-19才、20-24才、65-69才、70-74才の4つのグループで、「非常に楽観的」「比較的楽観的」と回答した比率はそれぞれ79.6%、76.6%、72%、75.8%に上った。青少年の将来への信頼感は比較的高いということが見て取れる。40-44才の信頼感は比較的低いものの、66.3%が信頼感有り、と回答している。2015年と比べて、全ての年齢層で信頼感が上昇しており、青壮年の上昇幅が比較的大きい。44才以下では上昇幅がいずれも4ポイント以上に達し、最もハイペースなのは、20-24の7ポイントだった。