中国全土を見渡せば、成都、六盘水、紹興など多くの都市でリニアモーターカーの路線建設計画が進められている。長沙リニアモーターエクスプレスの建設に参加した中国鉄建公司や、武漢での中鉄リニア公司設立は、中国リニア技術の応用分野で記念碑的な出来事だと評されている。
中鉄リニアの雷佳民会長は、同社の設立後、独立または共同で300件余りの特許やトータル技術を保有することになると指摘。これによりリニア技術の優位性を産業の優位性に転換し、リニア産業を強大化、産業の巨大なけん引効果発揮を目指すとしている。
中国のリニア技術の追求は今後も続き、実務的にリニア産業の発展を目指す。中国中車は今年10月、時速600キロの高速リニアプロジェクトの開発を始めると発表した。同社の彭奇彪氏は、1年後に時速140-160キロのリニアエクスプレスを、2025年には時速200キロの中速リニアも営業運転できる見込みだとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月25日