海外メディアによると、シカゴ証券取引所(CHX)が中国投資家グループによる買収について、証券当局の承認を求めている。投資家グループを率いる盧氏ファミリー傘下企業2社の持ち分は合計39%、議決権は20%となる予定。参考消息が30日に伝えた。
シカゴ証券取引所(CHX)が米証券取引委員会(SEC)に提出した文書では、重慶財信企業集団の率いる中国投資家グループがCHXを買収する計画で、買収取引完了後、中国投資家グループの持ち分は49.5%となる。英フィナンシャルタイムズが29日に報じた。
この買収が実現すれば、中国人が率いる企業が米国の証券取引所を初めて傘下に収めることになる。年初に同案が発表された時は、米連邦議会で批判の声が上がった。
今年2月に発表された同買収案は、中国企業の米国上場に道を開き、中国投資家の米国市場上場株式買収に大きく門戸を開くものだ。