グテーレス氏は、国連の改革プロセスにおいて中国との協力強化や、中国による支援を望むと述べた。国連という枠組みは、規則が煩雑で、人事や財政など多岐の分野に関連しており、「官僚主義」の煩わしいしきたりがあると指摘。こうした欠陥が国連システムの運営効率に影響を及ぼしているとの見方を示した。「国連は手続きの簡素化に取り組み、より柔軟で素早い資源配分を通じて、目の前にある問題の解決を図るべきだ」としている。
また、国連の枠組み下にある各機関が、自身の職責の範疇に制限されずに協調と一致を図って、指導力を凝縮し、持続可能な開発のための2030アジェンダなどに取り組むメンバー国を支え、発展計画の実行を後押しする必要があると指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月1日