「計画」で提起した目標を達成するには、「十三五」期間中の水力発電所建設投資約5000億元が必要となる。内訳は、大中型の従来型水力発電所が約3500億元、小型発電所が500億元、揚水発電所が1000億元となる。
地域別では、西部の四川省、雲南省、チベット自治区が従来型水力発電所建設の重点地域に指定されており、建設投資はそれぞれ1800億元、1000億元、300億元に上る。このほか、山東省、浙江省、安徽省、福建省、河北省などの建設投資も100億元を超える見通し。従来型水力発電所の投資規模は1kWあたり1.3万元以上、揚水発電所は同7000元前後となる見込み。
国家能源局は、「十三五」期間中の水力発電所建設によりセメント、建材の消費が増えると予測。水力発電所建設と運営期間中は、地方経済の発展につながる税収増が期待され、「十三五」期間中に新規稼働する水力発電所について試算すると、運営期間1年あたりの税収額が300億元に達する見込みだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月1日