「2020年をメドに、スマート製造の発展基盤とサポート力を大幅に強化する。伝統的製造業の重点分野については、デジタル化を実現する。条件と基盤が整った重点産業についてスマート化へのモデル転換を大きく進展させる。2025年をメドに、スマート製造のサポート体制を構築し、重点産業のスマート化へのモデル転換を実現する」。
中国の「スマート製造発展計画(2016—2020年)」が7日に南京で発表された。「計画」では、「十三五」(第13次5カ年計画、2016~20年)期間中の中国のスマート製造発展の指針、目標、重点課題が示された。これは中国製造業の供給側構造改革推進、製造業の新たな優位性構築、製造業のモデル転換と高度化加速に重要な意義を持つ。
「計画」は、「中国製造2025」の全面実施と供給側構造改革の推進に向けた取り組みを提起した。スマート製造の発展を長期の戦略的課題とし、分野別階層別の指導を、産業別、段階別に推進。「十三五」計画期間中にデジタル化製造の普及、スマート製造のモデル事例紹介を足並み揃えて実施。新型製造体系の構築を目標とし、スマート製造工程の実施を足がかりに、中核技術設備の安全コントロール力向上、基礎的サポート力増強を目指す。また、IC応用水準向上と新たな育成モデル模索、良好な発展環境整備に注力。これにより、経済成長の新たな原動力育成と、中国製造業の新たな優位性構築、製造強国としての強固な基盤固めを図る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月8日