広東省広州市政府は6日、「広州国際遊覧船産業発展に関する若干の措置」を可決し、2020年をめどに、同市に遊覧船用の埠頭、出入国地点の通関機関、免税ショッピングセンター、観光・コンセプト型ホテルが一体となったアジア最大の遊覧船の母港を建設する計画であることを明らかにした。同市南沙区に中国遊覧船観光発展実験エリアを建設するという。
広州市と南沙区はそれぞれ財政予算から毎年1500万元(約2億4686万円)をあて、3年で総額9千万元(約14億8116万円)を拠出して、遊覧船企業の新規設立、遊覧船の増便、旅行会社による遊覧船事業の開拓の3方面で重点的にてこ入れを行った。広州市は国の「144時間ノービザ政策」(中国国内の滞在時間が144時間以内であれば査証<ビザ>を免除する政策)の対象にもなり、海・陸・空の出入国地点のノービザ政策の連動を実現させた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年12月8日