これは2年前に始まる滬港通に似た相互乗り入れ制度で、中国が世界の投資家に向け資本市場を徐々に開放していることを証明する、最新の措置とされている。香港当局はこの「株式市場相互乗り入れ」は、香港という金融センターの人民元国際化への協力を促進すると称賛した。
深港通の導入後、中国企業の約800銘柄の購入が外国人に初めて認められる。
京華山一国際有限公司研究部主管の彭偉新氏は、「深港通はテクノロジー系企業への投資を目指してきた投資家にとって魅力的だ。中国は深センをテクノロジーセンターにしようと取り組んでおり、深セン証券取引所は米国のナスダックに匹敵する」と述べた。
しかし彭氏は、上場企業の規模が小さく、取引量が急増することはないと判断した。
極訊公司のアナリストであるパトリック・モール氏は「南下する投資家は、深セン・香港株式市場の相互乗り入れを、投資多様化のまたとない好機とするかもしれない」と語った。