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不動産市場が冷え込み 高騰が明らかに抑制
【背景】11月、70都市のうち、新築の商品住宅と中古の住宅の価格が前月より上昇した都市は、それぞれ、前月より7都市と8都市減少した。11月の前半と比べると、11月の後半は15の一線都市と二線都市のうち、北京、天津、上海、杭州など9都市の新築商品住宅の価格が前月比で下落した。
【分析】広範囲で不動産価格のコントロール政策が打ち出され、不動産価格の高騰が効果的に抑制されている。中国国家統計局都市司のシ二ア統計師・劉建偉氏は、「統計から見て、一線都市と二線都市の不動産市場は急速に冷え込んでおり、不動産価格の高騰は明らかに抑制されている」と分析している。
張大偉氏は、「不動産価格のコントロール政策が実施され、高騰していた不動産価格は既にターニングポイントを迎えている。中原不動産研究センターが19日に発表した分析によると、今回の政策は6-9ヶ月実施されると予測され、20都市の不動産価格が10%以上下落する」と分析している。
厳氏は、「11月の不動産価格が前月に比べて比較的大幅に上昇したのは全て三線都市で、主に北京・天津・河北省、長江デルタ、珠江デルタ付近の三線都市。これらの都市は、故郷に戻って就職する人の需要が高まった時に不動産価格が急速に高騰するリスクに備えなければならない」と指摘している。