七、A株上場企業、保険資金の投機対象となる
2016年にA株で最も注目されたのは、年初の「サーキットブレーカー発動」以外に、保険資金による株式の大量保有だろう。万科に始まり南玻、伊利、中国建築、格力電器まで、関連した銘柄の株価は急上昇し、上場企業の株式をめぐる争奪戦と証券市場の変動を引き起こした。なかでも、恒大グループ、宝能グループ、安邦グループなど7社による上場株式の大量保有が目立った。大量保有の裏で起こったレバレッジド・バイアウトについて証券監督管理委員会の劉士余主席は、「成金」、「エンジェル」、「悪党」などの表現を用いて、機関投資家に対し珍しく皮肉を言うと、即座に監督管理当局は大手の万能保険に対する「化け物退治」を展開した。