広西チワン族自治区が周辺の省と高速鉄道で結ばれたことで、中国国内の交通の利便性が高まっただけでなく、中国-ASEANの旅行業での協力を大きく後押しする可能性がある。ベトナムなどASEANからの観光客は同自治区から入国後、動車組で周辺の省へ旅行できる。動車組に乗れば、その日のうちに同自治区から中国国内の15の省都へ行くことができる。
広西チワン族自治区の高速鉄道網は、今後も整備が進む見込みだ。昨年12月29日には、貴陽-南寧高速鉄道が着工した。同鉄道の設計時速は350キロ、2022年に開通予定、南寧-貴陽間の所要時間は2時間以内となる見込みだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月6日