本日、中国科学院予測科学研究センター(以下、予測センター)2017中国経済予測発表会が北京で開催され、2017年の中国の経済成長、投資、消費、輸出入、国内物価・国際大口商品価格、不動産、食糧生産量などの予測値が発表された。主な予測値は以下のとおり。
2017年の中国経済は安定成長が見込まれ、年間のGDP成長率は6.5%前後と2016年に比べて0.2ポイント低い。第一次産業の成長率が3.7%、第二次産業が6.0%、第三次産業が7.5%となっている。消費、投資、純輸出のGDP成長率に対する貢献率は、それぞれ4.5、2.4、―0.4ポイント。四半期別の成長率は第1四半期が6.6%前後、第2・第3四半期が6.4%前後、第4四半期が6.5%前後である。
固定資産投資累計額については、2016年に入り減少トレンドに歯止めがかかり、2017年の固定資産投資はゆるやかな増加傾向が続くと見られている。小幅な変動は予想されるものの、年間の増加率は8.5%と予測。