オフショア人民元のレートは4日、単日では1年ぶりの反騰となり、対ドルレートは1.09%上昇した。1ドル6.89元である。5日、オンショア対ドル人民元レートの終値は6.8817元だった。前日より668ポイントの値上がりで、単日では11カ月ぶりの上げ幅となった。5日午後、オフショア人民元も値上がりが続き、寄り付き後に700ポイント近く上げて6.7890元を付けた。
「フィナンシャルタイムズ」は5日、「人民元、2日間では過去最大の上げ幅を記録」と報じた。ディーラーは、サービス業で非常に良好なデータが出た上、今週前半に中国政府がさらに資本の海外流出を抑制するとの報道が出たことから、市場の空売りムードが一気にしぼんだと指摘する。オフショア人民元市場の流動性がシュリンクし続けたことも「意外な反発傾向」を助長させたという。