2016年、全国貿易促進システムの海外展示が2000回超、国内展示が3000回超で、フォーラム開催は1000回超に上る。なかでも“一帯一路”戦略に関連する展示や商談会が最も注目を集めた。中国国際貿易促進委員会は海外展示の申請などでリーダシップを発揮し、シルクロード博覧会、広東21世紀海上シルクロード博覧会、中国-ASEANビジネス投資サミット、中ロ蒙ビジネスサミットなど“一帯一路”をテーマにしたイベントを主催した。2016年、“一帯一路”沿線諸国の参加企業は前年比で60%以上増加し、展示面積も同80%増だった。
2016年は世界貿易が急速に減速し、貿易保護主義が台頭した年だった。その中で中国国際貿易促進委員会は、具体的な措置を通じて二国間ビジネス協力システムの建設を各国で推進させてきた。年間で102以上の二国間協力システムを新設し、98の国と地域における188社の関連組織や国際組織と、203件の協力システムを構築した。これにより、世界の主要経済国と“一帯一路”主要沿線国家の網羅を完成させた。
二国間システムが拡充し続けていることを前提に、中国国際貿易促進委員会は様々な電子プラットフォームも構築している。企業サービスのために貿易の簡便化を進めているのだ。そこは初めて「輸出促進ロードマップ」が発表された。国際市場を開拓する全国貿易促進システムの、111件におよぶ輸出促進プロジェクトを通じ、数多くの企業を組織化し、牽引している。中国国際貿易促進委員会の「中小外資企業サービスネットワーク」と「中国-ASEAN越境Eコマースプラットフォーム」は、企業の国際市場開拓に様々な利便性