ジュネーブ駐国連記者協会のCatherine Fiankan副会長は、習主席の演説を受け、「中国は世界の多国間貿易体系の防衛者だ」と指摘。「習主席の演説は、中国の自国の発展に向けた決意を表明しただけでなく、世界と地域経済の問題解決にアイデアを提供するものだ」と述べた。
習主席は、「中国の発展は世界のチャンスだ。中国は経済グローバル化の受益者であり、貢献者だ。中国経済の高成長は、世界経済の安定と成長に強大な推進力を提供してきた。中国と各国の連動的発展は世界経済の発展をよりバランスのとれたものにする。中国の貧困支援事業の成功が、世界経済発展の包摂性を際立たせている。中国の改革開放の持続的な推進が、開放型の世界経済の発展を大きく後押しすることになる。中国人民は各国の人々が中国の経済発展の『急行列車』に乗ってくることを歓迎する」と強調した。
市場調査会社IHSマークイットのBehraveshチーフエコノミストは、「習主席は演説で、中国はここ10年に渡り世界経済に大きく貢献したと提起した。中国は世界経済成長の重要な『エンジン』だ。新興国に限らず、世界経済全体のエンジンだ」と指摘した。
英48グループクラブのKeith Bennett副主席は、中英貿易に長く従事してきたが、中国の提起した「一帯一路」構想に非常に期待しているとし、「世界経済の発展に得難いチャンスを提供する」との見方を示した。「『一帯一路』構想とAIIBの始動は、世界経済の長期安定的な成長にプラスになる。世界のリーダーがこのチャンスに留意し、中国と連携していくことを望む」としている。