西北工業大学と中航工業西安航空制動科技有限公司が共同開発するカーボンセラミックディスクがこのほど武装部隊の航空機7機種に大量装備された。これにより中国は世界に先駆けカーボンセラミックディスクを採用した国になり、航空機ブレーキ技術が世界トップ水準になった。科技日報が伝えた。
同ディスクは前世代と比べ、静止摩擦を2−3倍にし、濡れている場合の性能低下を60%以上抑え、摩耗率を50%以上引き下げ、耐用期間を2−3倍にした。さらに生産期間を3分の2短縮し、生産コストを3分の1削減し、エネルギー消費量を3分の2削減し、コストパフォーマンスを3−4倍にした。価格も海外製の50−60%のみ。1500度の高温環境下でも、各種物理性能の低下が認められていない、世界で唯一の材料だ。普及促進後、中国の民間航空機のコストを毎年3億元(約50億円)ほど削減できる見込みだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年1月20日