中国と異なりアメリカ製造業は、基本的に競争に基づき調整を行い、自身のイノベーション力を向上させることはしていない。中国からの輸入製品の増加に直面したアメリカの製造業は研究開発費を削減している。申請特許数は中国にはるか及ばない。
たとえトランプ大統領がお望み通り関税政策を実施したとしても、中国工場の多くは競争でアメリカのライバルに打ち勝つだろう。人の意志に関わらず、自動化技術の進歩によって仕事はロボットに移る。関税や罵り、脅迫によって生産ラインがアメリカに戻ったとしても、その多くがロボットによって操作さされる。決してトランプ大統領を選んだ選挙民ではない。