▽優位点を目指す
2月13日、国産水陸両用機「AG600」の4台のエンジンがすべて初運転に成功した。同じく2月には、4500メートル級深海潜水用固体浮力材の大量生産が始まった。
ここ数年、メード・イン・チャイナが次々に飛躍を達成し、朗報が続々と伝えられている。有人宇宙飛行、有人深海潜水、大型航空機、「北斗」衛星測位システム、スーパーコンピューター、高速鉄道設備、100万キロワット級発電設備、1万メートル級深海石油探査掘削設備といった重要技術設備の方面で、国際競争力を備えたいくつもの優勢産業が形成されている。
「メイド・イン・チャイナ2025」は、いくつかの重大プロジェクトを実施し、率先的な飛躍を達成することを明確に指摘する。「1+X」計画体系では、5大工程の実施の手引きが重要な位置づけにある。実施の手引きが目指すのは、製造業の発展を制約するボトルネックや短所を乗り越え、未来の競争における優位点をつかみとることだ。
北京大学中国戦略研究センターの特約研究員を務める「新生経済学」の提唱者の郭夏さんは、「世界各国が工業のスマート化を加速させることを背景として、中国の製造業は目下の貴重なモデル転換・バージョンアップの戦略的チャンスをしっかりとつかまえ、革新による駆動を突出させ、開放的な競争を強化し、またネットワーク経済に依拠して、才知のウェイトを高めている」と話す。