中国で地方基本養老保険(年金)基金の委託投資が実施段階に入った。『経済参考報』の記者によると、北京市や上海市など7つの省・直轄市は、国務院の「基本養老保険投資管理弁法」発表後、全国基本養老保険基金の委託投資契約を最初に締結した地方政府となり、現時点で合計3600億元の基本養老基金の委託投資・運用が開始された。
2016年の中国の社会保険基金5件は総収入が5兆2800億元、総支出が4兆6500億元と、全体の収支バランスを保った。昨年末時点で、基本養老保険のカバー人数は8億8000万人、累計残高は4兆元を超え、アナリストの推計によると、うち社会保険基金に委託投資・運用可能な資金は約2兆元に上る見込みだ。
「基本養老保険投資管理弁法」の規定によると、省レベルの地方政府は、投資可能な養老基金を社会保障専用口座に集約し、資格のある養老基金管理機関に投資・運用を一括で委託する。