ボアオ・アジアフォーラムの周文重・秘書長は先般の記者会見で、2017年の年次総会の準備状況について説明した。年次総会は3月23-26日に海南省の博鰲で開催する予定で、「グローバル化と自由貿易の未来に向かって」がテーマとなる。会期は4日間で、開会式は3月25日の予定。
周文重・秘書長は、ここ数年、グローバル化に対する疑問や反対の声が増え、「反グローバリゼーション」のうねりが広がっていると指摘。アジアと新興国はグローバル化で最も重要な受益者であり、グローバル化を推進してきた最も中心的な存在だ。ボアオ・アジアフォーラムはアジアと新興国の主要な対話プラットフォームの1つとして、年次総会を開き、グローバル化の是非を明らかにし、より包摂的なグローバル化の実現に取り組む必要がある。
今年の年次総会では、グローバル化、成長、改革、ニューエコノミーの4つの分野で議論を進める計画。42の分科会と12の非公開会議で、マクロ経済、地域協力、産業のモデル転換、技術革新、政治・安全保障、社会民生などをめぐり議論が展開される。このほか、「一帯一路」の建設、シェアリングエコノミー、匠の精神などホットな時事問題についても話し合う予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月23日