中国の静止気象衛星、新世代へ高度化

中国の静止気象衛星、新世代へ高度化。

タグ: 中国衛星

発信時間: 2017-02-28 15:03:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国国家国防科技工業局(国防科工局)と中国気象局は27日に共同で、中国の新世代静止気象衛星「風雲4号」が初の映像とデータを取得したと発表した。初期分析によると、風雲4号衛星は主要な観測機能の全面バリデーションが行われ、総合観測能力が国際的なトップレベルにあることが確かめられた。

風雲4号衛星は、中国の静止気象衛星が第一世代(風雲2号)から第二世代への移行における最初の衛星として、2016年12月11日に西昌衛星発射センターで打ち上げに成功。多チャンネル走査放射計、干渉式大気垂直観測器、ライトニングイメージセンサー(LIS)や空間環境観測器などのセンサー機器を搭載し、なかでも干渉式大気垂直観測器は世界的な同分野の観測の不足を補い、LISは中国の同分野の空白を埋めた。第一世代衛星観測システムと比べ、観測の時間分解能は2倍に、空間分解能は6倍に、大気温度と湿度の観測能力は1000倍に、観測データ量は160倍に、観測製品数は3倍に上がっている。

国防科工局と中国気象局は、関連部門で軌道軌道上試験を行い、今年6-7月頃に正式に使用する計画だ。中国はこれまでに、気象衛星15基の打ち上げに成功し、うち8基は軌道周回している。気象衛星の業務化とシリーズ化を実現し、極軌道と静止軌道の気象衛星を持つ世界でも数少ない国となった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月28日

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