「中国は経済分野で供給側構造改革のさらなる深化を確実なものにしていく」。最高指導者の習近平国家主席は2月28日に行われた中央財経指導チームの会議で、このように強調した。
30年あまり続いた経済高度成長の後、中国は目下、経済発展段階の転換プロセスにおける中長期的な成長と構造調整をめぐるボトルネックや制約に直面している。2015年11月、習主席は供給側構造改革の強化を初めて打ち出し、これにより過剰生産能力の削減、コストの引き下げ、在庫の削減、弱点の補強、デレバレッジの5大任務の優先的解決の方針が確立した。その後、「供給側構造改革」は中国経済分野で頻出するキーワードになった。
需要側の投資、消費、輸出という「トロイカ」を喚起して経済成長を牽引することを重視するのとは異なり、供給側構造改革では供給側の取り組みに力を入れ、供給環境を改善することで供給のエネルギーを増強し、供給の効率を向上させ、供給構造を最適化し、こうして経済のさらなる安定、協調、持続可能な成長を促進することを強調する。