供給側構造改革はすでに一定の成果を上げた。国家発展改革委員会が提供した情報によると、16年には過剰生産能力の削減で、鉄鋼と石炭の2大重点分野で遅れた過剰な生産能力の削減任務を前倒しで予定よりも多く完了させた。在庫の削減では、16年3~11月に分譲住宅販売面積が9カ月連続で減少した。デレバレッジでは、16年11月末現在、工業企業の資産の負債比率は56.1%で、前年同期比0.6ポイント低下した。コストの引き下げでは、16年1~11月に、全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の主業務収入100元(1元は約16.6円)あたりのコストは85.76元で、同0.14元低下した。弱点の補強では、たとえば農村の貧困人口の貧困脱出という突出した弱点について、16年は1千万人の貧困脱出の目標を達成した。
17年は構造側供給改革を深化させる年で、専門家は、「中国は引き続き政府と市場、短期と長期、減点法と加点法、供給と需要という4つの関係をしっかり処理しなくてはならない」との見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年3月2日