駐南アフリカ共和国中国大使館は2月28日、プレトリアで「南アフリカ中国企業年度工作会議」を開催した。南アフリカの中国企業の代表200人あまりが会議に参加した。輸出先、輸入先ともに、中国は8年連続で南アフリカ共和国最大の貿易パートナーとなっている。
駐南アフリカ共和国中国大使館の栄延松商務参事官は、中国と南アの経済貿易協力はこの1年、両国関係の安定剤の役割を果たし、両国の全面的戦略パートナー関係を推進したと述べる。中国税関の統計によると、2016年の両国間の貿易額は353億ドル。うち南アへの輸出は128億ドルで、南アからの輸入は225億ドルだった。南アフリカにとって、輸出・輸入ともに中国が8年連続で最大の貿易パートナーとなった。中国の対南ア輸出構造は持続的に改善している。今年1月の両国貿易額は31.15億ドル。前年同期比で15.7%増だった。両国の経済貿易協力は上向きに転じている。
駐南アフリカ中国大使の田学軍氏は、この数年の両国の協力関係は質が向上し、協力効果、協力構造が大幅に向上しているとした上で、協力の理念がより深まっていると述べる。2016年は中国アフリカ協力フォーラム「ヨハネスブルクサミット」が開催されたこともあり、中国と南アフリカの互恵的協力関係は急速な進展をみせている。田学軍氏は「2017年はサミットの成果が発揮される重要な年であり、また、南アフリカの中国企業が発展を遂げ、収穫の年になるだろう」と述べた上で、「新たな情勢の下、南アフリカの中国企業はこの国の経済社会が急速に変化を見せていることを認識すべきであり、両国の協力も変化し、中国と南アフリカ、中国とアフリカの協力が新しいステージに移行していることを認識すべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月4日