・シグナルその6 脱貧困と雇用改善、国民の充実感を重視
発展は国民生活の改善でより良く反映されなければならない。
報告は今年の国民生活活動について、詳細で行き届いた計画を立てた。脱貧困や雇用などの国民生活重点分野で、さらに取り組みを強化する。
貧困地区と貧困人口は、全面的な小康の最大の弱点だ。昨年末時点で、中国にはまだ4335万人の貧困人口が残されている。報告は、正確な貧困扶助・脱貧困の実施を掘り下げ、農村部の貧困人口を今年さらに1000万人以上減らすとした。
・シグナルその7 青空を守り、生態環境保護を強化
生態環境、特に大気品質の改善を加速する。これは国民の切なる願いだ。
今年の報告は、生態環境保護・改善を、より目立った位置に据えた。報告は、科学的に施策し、末梢と根本を兼ねて治め、鉄腕で改善に取り組み、国民に合格の答案を提出するよう努力するとした。
・シグナルその8 対外開放を掘り下げ、より高い水準に飛躍
貿易保護主義が台頭し、中国が資本純輸出国となった後、中国の対外開放はどのように推進されるのだろうか。
報告は、国際環境の新たな変化と国内発展の新たな要求を見据え、対外開放戦略をさらに改善し、開放型経済新体制の構築を加速し、より深いレベルかつ高水準の対外開放を推進すると明記した。報告は、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の建設の着実な推進、対外貿易の安定・好転維持の促進など、各方面から計画を立てた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月6日