「世界第2位の経済大国である我が国が、なぜ今後も対外開放を堅持する必要があるのか?」。これについて、全国政協委員で中国社会科学院学部委員を務める張蘊嶺氏は、「中国は資源の統合や外部資源の結合を行い、開放的、協力的、発展性のある新たな経済の枠組みを共同で構築し、経済をより高度なレベルで外部に溶け込ませる必要があるからだ」と述べ、「『一帯一路』と自由貿易区はいずれもその具体化したものだと」と指摘した。
上海以外の他の地域から出席した代表らも、「一帯一路」と対外開放に十分な自信を示した。全国人民代表大会代表で寧夏回族自治区石嘴山市恵農分局政治委員の張仙蕊氏は、「我が国はこれまで対外開放、平和的台頭の姿勢を貫いてきた。国も実際に行動で示してきた。『一帯一路』構想が沿線国に恩恵を施していることを含め、我が国の開放の扉は永遠に閉じられることはない」と述べた。
全国人民代表大会代表で浙江省台州市人民代表大会常務委員会党組織書記を務める薛少仙主任は、「習主席の言葉は全国へ向けたものであり、浙江省へ向けたものでもある。浙江省台州市は長江デルタ地域にあり、一貫して開放路線を歩んできたが、我々は上下一致して習主席の呼びかけに応じ、新たな発展理念、改革開放の深化、世界に向けた開放を実践し、『一帯一路』の建設を着実に推進する考えだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月8日