人民元レートの動きは正常な範囲?
報告によると、為替の市場化、改革の方向を一貫して保ち、世界の通貨体系における人民元の安定した地位を保たなければならない。
1月、人民元は対ドルで小幅高となった。全国政協委員を務める、交銀施羅徳基金公司の謝衛・副総経理は、「対ドルでずっと人民元安となることはない。その上がり下がりは正常な範囲。ドルがずっと強い状態であることは難しく、人民元にとっては調整スペースが残されている」と説明する。
全国政協委員を務める、中国人民銀行の易綱・副行長によると、「他の両替可能な通過と比べて、人民元レートの動きは全体的に安定している。中国は責任感ある大国で、人民元安を利用して輸出を促進したり、通貨安競争をしたりすることは絶対にない。全体的に見て、中国の政策は人民元を合理的な範囲で基本的に安定させることを目指している」という。
全国政協委員を務める、中国国家為替管理局の潘功勝・局長は、「為替市場で波が生じるのは普通のこと。波も短期的なものばかりで、最終的に通常の範囲に戻る。為替市場は安定しており、良い方向へ向かっていることが日に日に際立つようになっている」と強調する。
そして、「供給側の構造改革が推進されるにつれ、中国経済の成長は一層効率的になり、経常収支の差や海外資本の流入が安定するだろう。外貨準備高は非常に豊富で、今後の為替市場のベースはとても安定する」との見方を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年3月7日