中車青島四方機車車両株式有限公司が9日に発表した情報によると、同社は仏山市高明現代レール交通建設投資有限公司と、仏山市高明区現代路面電車モデルライン第1期プロジェクトの供給契約を結んだ。プロジェクトに水素エネルギー路面電車8本などを提供する。これは中国初の水素エネルギー路面電車の受注となった。
同モデルラインは全国初の水素エネルギーを動力とする路面電車路線で、水素エネルギー路面電車を運行する。全長は約17.4キロで、20駅を設ける。第1期と長期の2ステップで建設を進める。
第1期は路線バス8本で、いずれも水素エネルギーを動力とする。1本当たりの定員は285人、最高運行速度は時速70キロ。
水素エネルギー路面電車は新型現代路面電車で、一般的な路面電車と異なり水素燃料電池で動力を提供する。航続距離が長く、さらに全線で電線を架設する必要がない。全過程で水しか排出せず、安全かつ信頼性が高く、グリーンでエコロジーといった特長がある。
中車四方は2015年、世界初の水素エネルギー路面電車を開発した。これにより中国は世界で初めて、水素エネルギー路面電車技術を持つ国になった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月10日