中国政府が銀行間債券市場の開放を加速した昨年以降、海外投資家はこれに注目すると同時に、積極的に準備をしてきた。謝桐氏は、「海外投資家は中国債券市場を大いに注目している。彼らは現在、積極的に中国市場の枠組みと監査規定を研究しているところだ」と述べる。頼長庚氏は、「海外投資家は中国債券市場への投資にとても楽観的であり積極的だ」と述べる。昨年2月以降、海外投資家は、債券市場開放に関する一連の具体的な政策に注目すると同時に、積極的に準備をし、適切な投資時期をうかがっているという。
今年の「両会」の期間、中国政府管理層は何度も人民元為替相場は安定に向かうと強調してきた。通貨政策が安定を維持しそうなことも、海外投資家の投資意欲の支えとなっている。
中国市場の開放と発展の方向性について、投資家は強い期待を示し続けている。謝桐氏は、「デリバティブ市場が対外開放されて以降、市場のさらなる発展と整備が期待されている」と述べる。
頼長庚氏は、「機関投資家は、外為リスクのオプションのさらなる融通性を期待しており、投資分野の更なる拡大を期待している。同時に彼らは、今年1月に発表された国内格付サービス産業の外資開放実施細則についても注目している。なぜなら海外投資家は、市場のチャンスとリスクを知るための便利なチャネルとプラットフォームが提供されると考えているからだ」と話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月19日