青島四方機車車輛株式有限公司(中国中車)は16日、米シカゴの南東部の旧工業地帯で工場建設の起工式を行った。これは中国の地下鉄車両輸出で受注最高金額を記録した生産プロジェクトが、正式にスタートしたことを意味する。
同社の孫永才副総裁は起工式で「世界最大規模のレール交通生産メーカーである当社の製品は、シンガポール、アルゼンチン、香港など20数カ国・地域で販売されている。製品の品質と快適度は、交付先と現地人から認められている。当社は米国工場の建設に1億ドルを投じ、現地で最大の価値を創造し、シカゴの社会・経済発展をけん引する」とあいさつした。
シカゴのラーム・エマニュエル市長は「中国中車がシカゴで工場建設に投資し、シカゴ南東部の歴史ある工業地帯に経済の活力をもたらし、多くの高所得の雇用を創出することに感謝する。双方の協力関係が1つの工場に留まることなく、長期的な互恵関係の始まりになることを願う」と表明した。