試算によれば、生産者物価指数(PPI)が7.3%上昇したことで、企業の主力事業による収入は1兆1664億3000万元増加。工業生産者仕入価格が9.1%上昇したことで、企業の主力事業のコストは約9362億元増加。収支を相殺すると、利益は約2302.3億元の増加となり、伸びは16年12月より顕著に拡大した。
民生証券マクロ経済センターはリポートで、1-2月のPPIの伸びが合計7.3%となったことについて、川上の石炭・鉄鋼製品価格の急騰を主因に挙げる。また、石油、石炭、鉄鋼、非鉄金属と直接関連のある産業(採掘、精錬、化工)の利益は利益総額の30%以上を占め、利益が1-2月に倍増している産業もあるという。川上価格は川下価格にも伝播するため、PPIの収入への寄与率はコストへの寄与率を上回る。PPIの大幅上昇は工業利益の増加に非常にポジティブな作用を及ぼしたと指摘した。
国家統計局のデータは、企業収益のその他の指標の改善も反映している。