中東欧が中国と提携できる優位産業についてビクター氏は、中国と中東欧の経済協力が非常に広範囲にわたり、酒造、高品質はちみつ、調味料、民間薬など製薬、農業、食品加工の協力を強化することが可能と説明。中東欧各国の牛肉、ミネラルウォーター、乳業、医療、特殊機械製造業なども優良な提携プロジェクトになるとの見方を示した。
ビクター氏は、中東欧と中国の協力には明るい未来があり、中東欧各国と中国の「16+1」協力システムは中国の対欧州外交の最も大きな成果の一つとの見方を示した。「一帯一路」建設は、中東欧と中国の協力を強化するだけでなく、中東欧各国間の協力も促進し、西強東弱という欧州の構図を変える可能性があると指摘。「16+1」システムは初期段階にあるため、中国と中東欧各国が力を合わせればこれからも発展し、EUと中国関係の新たな座標になるとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月30日