中国航空工業集団公司は29日、中国が独自に開発する大型水陸両用機「AG600」の初飛行に向け、最終準備を急ピッチで進めており、今年5月にも陸上からの初飛行実現を予定していると発表した。
中国がこれまで開発したうち最大の水陸両用機であるAG600の初飛行は、中国の航空産業全体にとって重大な意義を持つ。計画によると、AG600は初飛行前に最後の大規模な実験である全機共振実験を行うことで、信頼性の検証を進める。その後5月中・下旬に陸上からの初飛行を実施する。
AG600は中国が初めて開発した大型特殊用途民間機で、世界で開発中のうち最大級の水陸両用機だ。さまざまな用途があるが、森林消火、水上救援、物資輸送、海洋探査などが最も中心的だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月31日