2017年03月31日16:55消費の高度化にともない、通信販売の消費にはっきりした傾向がみられるようになった。ブランドへのロイヤリティが高まり、品質や個性的な商品・サービスに対するニーズが急速に伸びている。中国通信販売研究センターがこのほど発表した「2016年中国消費者ネットワーク消費洞察報告・ネット通販指南」によると、消費者のネット通販での選択に影響するさまざまな要因のうち、商品のブランドと品質に対する関心が最も目立っている。調査対象となった消費者のうち、51.5%の人が商品購入時に「ブランドを選んで買う」と答え、45.6%が「品質を重視する」と答えたという。人民日報が伝えた。
将来的に見て、ネット通販は今や、いろいろなものを見てまわり、探し回る「宝探しの時代」から、品質や個性を重視する「選択の時代」へと移行し、ネット通販の消費者の主な検討要素が価格から価値へと変わり、品質がネット通販における重要な要素になっている。
バーティカルECが流れに乗って発展している。天猫(Tmall)のようなプラットフォーム型ECと異なり、バーティカルECは特定の産業や細分化された市場だけに力を注ぎ、EC界の「専門店」と呼ばれる。中でも衣料品、ベビー・マタニティ用品、生鮮食品などの産業は規模が最も大きく、発展レベルも最も成熟し、コスメ・化粧品産業は群雄割拠の様相を呈する。従来型のベンチャー投資による発展モデルを利用し、女性向け団体購入サイトの聚美優品は毎年200%を超える成長率を維持。食品販売サイトの中糧我買網、グルメ通販サイトの順豊優選などは、うまく親会社の資源を利用した。我買網は複数の国際的食品会社と提携し、順豊は親会社の配送事業の優位性を利用して、輸入粉ミルク、ベビー・マタニティ用品、栄養補助食品・保健用食品、生鮮食品などの分野で先行するチャンスをつかまえた。